ハイフは受けたい!でも失敗とか副作用とか大丈夫なの?神経損傷ってなに?といったハイフを受ける前に知っておきたい超一般的な基礎知識をまとめました。
ハイフの失敗は神経損傷!顔面麻痺!あるある!
あるあるではないよ!
HIFUは怖いのじゃ
ハイフのリスクと受ける時のクリニックの選び方がなんとなくわかります。
ハイフ(HIFU)とは
HIFU(高密度焦点式超音波)は医療技術の名前です。
たるみの原因となる深い層4.5mm、真皮層3.0mm に超音波によるエネルギーを届けることで肌のリフトアップや引き締め効果を狙う機械を使った治療です。
狙った深さにピンポイントで熱が届くのが特徴で、1回の治療で6ヶ月間ぐらい効果が持つと言われています。
表皮層・目元をターゲットにした1.5mm~2.0mmのカートリッジや、お腹やふくらはぎ、二の腕などの厚みのある層をターゲットにした6mm~15mmカートリッジもあるので使い道は広いです。
HIFU装置には多くのブランドがあり、ウルセラを筆頭にウルトラセルQプラス、ウルトラフォーマー3、ソノクイーン、ダブロゴールド、スマートソニック、リフテラVなどがあります。
また、同一同名の機械でも日本向けと日本以外向けで仕様が違うこともあるので、海外の評判(実績)=日本の評判(実績)にならない機械もあります。
日本人の肌にあわせてアレンジしてるんだよ
医療ハイフの宣伝で「日本人向けに開発したハイフ」と書いているクリニックは適当だよ
適当はよくないな!
ハイフでたるみが改善する理由
図の通り、ハイフは照射系の美容医療機器の中で深達度が最も深い技術です。だから一番優れた技術で万能なのかというとそんなことはないのですが、表情筋のゆるみ(たるみ)を改善するための必要な深さまで到達できる医療機器は今のところハイフしかありません。
コラーゲンが産生される
HIFUの超音波エネルギーで60〜70度の温度で温めます。すると新しいコラーゲン繊維の産生が刺激されれるため、いずれ肌が引き締まります。
脂肪が減る
適切な設定と治療深度では脂肪を減らすこともできるので、たるみ改善とあわせて小顔になれるかもしれません。余談ですが脂肪をターゲットにした専用カートリッジやBODY用ハイフもあります。
たるみの根本原因はSMAS筋だけではない
ハイフはSMAS筋に効果があるから<たるみが改善する>というのは正しくもあり、誤報かもしれません。
リガメント(じん帯)のゆるみも肌のたるみの原因になるので、ハイフだけでは難しくなる時がいつかくるはずです。その時がいつなのか、自分で判断できるのかわからないですが。
ハイフで効果が出るクリニックの選び方
ハイフで効果が出るかどうかは、
- ハイフの適応有無の正確な診断
- どういう場所に、どういった方向に、どのぐらいの熱を照射するのがベストか見極める経験値
- そもそも解剖を理解していないとハイフの効果は最大限発揮されない
ということだと思います。
そういう先生のいるクリニックを探してくださいね!
顔ハイフのリスク・失敗
ハイフで神経損傷(顔面麻痺)するリスク
ハイフ治療の最悪の失敗は神経損傷≒顔面麻痺ではないでしょうか。皮膚が薄くて深くに熱が届きすぎたか、出力が強すぎて深くに熱が届きすぎたか、のようなことが原因になることもあるかもしれませんが、ハイフのターゲットにしているSMASの上層に顔面麻痺に繋がる神経はないのと、そもそも神経の上には照射しない(と説明を受けると思います)ので、照射する場所を間違えない限り大丈夫ではないかと思います。
神経走行を把握していない医療従事者もいるよ!
練習する時に教えてもらうから知ってるよ!
心配ならハイフで人気のクリニックか、医師が施術するクリニックに行くのがベターな判断だよ
基本の照射方法はメーカーの推奨マニュアルだよ!
だからどこでも同じ!
機械に簡易マニュアルぶら下げてるクリニックもあるから超チェックだね!
故障時のマニュアルもあるから見間違いにご注意ください☺
顔面麻痺でよくある症状
一番よく訴えられる症状は、「顔がまがった状態」、「眼が閉じにくい」、「口角が上がらない」、「水や食事が口から漏れる」など症状があります。
万が一ハイフを受けてこうなったとしたらショックですよね。安易なことは言えないのでリスクはしっかり把握してから治療を受けてくださいね!
一番よく訴えられる症状は、「顔がまがった状態」、「眼が閉じにくい」、「口角が上がらない」、「水や食事が口から漏れる」など症状があります。
http://facial-paralysis-surgery.jp/%E9%A1%94%E9%9D%A2%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E9%BA%BB%E7%97%BA%E3%81%AE%E7%97%87%E7%8A%B6/
事前説明あるあるはこんな感じです。
腫れ感が現れることがありますが、ほとんどの場合1週間程度でおさまります。
また治療直後から3週間程度、肌をさわると圧痛を感じる場合がありますが、自然におさまります。
ただし、違和感が続くときや症状に不安がある場合は、早めににご相談ください。
現実的に起きるかもしれないハイフのリスク
ハイフの照射熱(焼灼)は筋膜や脂肪組織といった狙いたい組織だけに限定することはできません。
あくまで4.5mm、3.0mmなどのその組織があるっぽい深さを狙って照射するだけです。
なので、皮膚が薄い部位では
たとえば額に照射した際に眼窩神経に違和感を起こしてしまったり。
口まわりも同様に起こしやすいらしいです。
だいたい1ヶ月ぐらいで違和感はなくなるらしいですが、人によっては一生治らないこともあるのかもしれないし、その辺は先生に聞いてみるといいかと思います。
ハイフで効果がない理由
ハイフで効果ない!と思った理由について、いくつか思いついたので順番に説明します。
ハイフへの期待値が高すぎた
写真で撮ってはっきりわかる差は出ないかもしれません。照射当時にハリ感は感じると思います。あと目の開きが良くなった気がします。それ以上の期待は裏切られると思ってから受けた方がいいですよ。
施術が下手だった1
美容クリニックあるあるです。初診&初回が重なると弱めに治療されることがあります。(施術下手ではないですね。)
施術が下手だった2
カートリッジの照射面が浮いた状態で照射すると表皮にダメージが起こるので火傷します。熱量も高いので瘢痕になるかもしれません。
たるみ以外の目的だった
脂肪溶解目的なら脂肪溶解注射など他の施術方法とも比較ができるクリニックで相談してみるといいですよ。ハイフは面ではなく点、しかもターゲットにした部分をピンポイントで加熱することに優れた技術なので、脂肪層のような面に熱を与える必要のある悩みには向いていません。あくまでタイトニングやリフトアップが通常の(ドット)ハイフの強みだと思います。
※リニアファームはドットではなく線状に照射することで脂肪溶解に特化できたらしい。
安いハイフのデメリット
相場より極端に常に安い価格でない限りただの企業努力かと思います。ショット数で比較をするのは同一ブランドの機種だけにしておかないと意味がないので注意してくださいね。
ウルセラがハイフを美容医療に取り入れた
ハイフを美容医療に最初に取り入れたのがウルセラです。他のハイフブランドがジェネリック版と呼ばれる理由になります。パクリ品≒開発力がない≒粗悪かも、という意味でFDAを絡めて皮肉的に使われる場合もありますが、大抵は「ジェネリックだから安い」です。
どのブランドのハイフでも効果は同じなの?
ブランド毎に機械の性能差はあると思います。
ただ実際に効果として大きな差が現れるのかはよくわかりません。
既に10年近く日本で定着しているブランドに劣悪な製品があると思えないし、医療事故とネガティブな口コミを嫌う大手チェーンクリニックが導入しているハイフに粗悪な製品があるとも思えません。
なので、日本の美容クリニックで受けられる医療ハイフは基本的に同じぐらいの性能のハイフなのではないかと。
美容クリニックのハイフだよ!
医療技術って具体的にどういうこと?
美容医療機器でいう医療技術とは次の3つで成り立っていますたぶん。
- エネルギー(熱源)の特性を美容医療に応用する(メーカー)の探究心
- 意図した通りに常に均一にエネルギーを出力し続ける機械の性能
- 照射後に起きる肌の反応パターンを多く知っている医師の診断後に施術すること
冒頭で<ハイフは医療技術の名前>と説明したのはこのうち
- エネルギー(熱源)の特性を美容医療に役立てる用途の探究
のこと。
IPLやQ-スイッチYAGなどと同じく波長の通称という方が正しいかもしれません。
カウンセリングでは波長の違い、エネルギーの違い、というような説明をされるかもしれません。
機械が同じでもクリニックによって効果に差が出るのは
- 照射後に起きる肌の反応パターンを多く知っている医師の診断後に施術すること
の違いだと思います。
ハイフで効果を実感できない原因
ハイフで効果を実感できない原因は、むしろ③「照射後に起きる肌の反応パターンを多く知っている医師が肌を診断してから施術すること」が出来ていない結果では?
ハイフが受けられない人
クリニックによって多少の差はあると思います。
- 治療部位に開いた傷がある
- 治療部位に化膿したニキビがある
医師と事前相談が望ましいケース
- 治療部位に金属、シリコンなどの人工物を使用している
- 現在他の病気を治療中の
- 治療部位にコラーゲンまたはヒアルロン酸注入を行ってから6ヶ月以内
- 治療部位にボトックス注射を行ってから1週間以内
- 肌が極端に弱い
- 治療や麻酔に不安がある
- 痛みに不安がある
- ケロイドがある
次はこの記事を読むのじゃ!
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