【比較表】脂肪溶解注射・全13種類のリスクや治療費・特徴について

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脂肪溶解注射の製品比較

脂肪溶解注射は脂肪吸引とは対照的に非侵襲的な治療法で脂肪細胞を減らすことができる治療法です。

手軽な部分痩せとして二の腕や腰回りなどの治療で使うこともありますが、小さな範囲に向いた治療法(注射)なので外科手術を伴わない小顔・輪郭形成として使われることが多く、身体はHIFUや高周波、脂肪吸引などの方がコスト面パフォーマンスの面からも選ばれやすいです。

本記事にはメーカーおよび施設等の意向は含まれておりません。効果効能等の表現は個人見解であり、正確性を欠く可能性があることをご承知おきください。

この記事を読んでわかること
バナ皮仙人

小顔になりたい

脂肪溶解注射の安全性や治療の相場がわかります

最近の脂肪溶解主成分はデオキシコール酸

脂肪溶解注射は2010年頃から日本でも広がり始め、2015年のFDA承認製剤が出たことをきっかけに製剤の種類が増え日本でも急速に広がった治療です。

この時承認された成分がデオキシコール酸(製品名:カイベラ Kybella)で脂肪細胞の膜を破壊する作用があり、半数以上の脂肪溶解注射に含まれています。

顔だけでなく、膝、足首、腰、太もも、上腕、など、ダイエットでは減少させづらかったり脂肪吸引が難しい部位でも治療できるため、他の治療法と組み合わせることもあります。

イケメン

FDAが二重アゴ(顎下脂肪)治療でのみ承認している成分ですがほぼ全身で使用されています

また、海外では男性の女性化乳房治療でも使用されているようです。

ホスファチジルコリンとは?

レシチンの主成分であるホスファチジルコリンが含まれている脂肪溶解注射も結果として効果は同じです。

以前はホスファチジルコリンがもつ脂質の代謝を促進し血管壁に付着したコレステロールを溶かす働きに加えて脂肪溶解効果があると考えられていましたが、実際はホスファチジルコリンを製剤として溶解する際に添加するデオキシコール酸に効果があったことが分かりました。

ホスファチジルコリンは細胞膜の主要な構成要素であり、脂質の代謝に関与し、脂肪細胞が膜を通過するのを助けています。つまり、脂溶性の脂肪は細胞膜を通過できないため、水溶性に変化して血管に入り、汗や尿として排出されるのです。

ヒトの細胞膜にも存在する物質のため安全とされていますが、製剤は大豆から抽出される成分で出来ているため大豆アレルギーがある人は使用できません。

痩身治療に使用し始めたきっかけは1988年のフランス・パリで開催されたメソセラピー学会でイタリア人医師が発表したことから始まったと言われている、じつは目新しくもなんともない治療法です。

デオキシコール酸以外の主成分

デオキシコール酸を含まない脂肪溶解注射には以下のような成分が含まれています。(デオキシコール酸を含む製品にも入っている成分です)

まともな成分表記のない製品(メソカクテル)もあるので、どの製品に、どの種類が、どの程度の割合で、含まれているのかは比較しません。

脂肪溶解注射のメリット

  • 食事や運動では落とせない体の部位(腕、腰、背中、顔など)の脂肪を取り除くのに有効
  • 注射のみの使用で、手術や全身麻酔が怖い方にも適している
  • 20分以内で希望部位のボディラインを作ることができる
  • 皮膚に傷跡が残らない
  • アザや浮腫み、軽い痛み(発熱)以外の特別な副作用はない
  • 抗生物質の服用や圧迫ストッキング等の着用も必要ない
  • 脂肪細胞は自然に体外に尿や汗とともに排出されるため、吸引の必要がない
  • 一度破壊(溶解)された脂肪細胞は再生しないので脂肪細胞数は減少する。
  • 脂肪吸引が難しい顔の部分の治療ができる

脂肪溶解注射は、見た目に満足できるだけでなく、金銭的にも負担が少なく済むメリットのある痩身治療法です。

そしてなにより脂肪吸引のようなダウンタイムのある治療法ではなく、侵襲性のない穏やかな施術のため、日常生活に支障を来す可能性はほとんどありません。

脂肪溶解注射のおすすめ部位

  • 顎下 (二重あご)
  • 涙袋の脂肪
  • 眉間のしわの脂肪
  • 頬の脂肪
  • わきの下(ブラファット)
  • 男性の女性化乳房
  • 背中上部の脂肪
  • 二の腕の脂肪
  • お腹周り・脇腹の脂肪
  • 臀部の脂肪・セルライト
  • 太ももの脂肪・セルライト
  • 膝の脂肪 など

脂肪溶解注射の種類と治療費の相場を比較

イケメン

FDAの承認が気になる方はカイベラ

脂肪溶解注射はパッケージ化された製剤を使うクリニックとオリジナルカクテルを使うクリニックがあります用のますが、いずれにせよ、FDAが承認しているのは「カイベラ」のみ。その他製品はすべてFDA未承認です。

痛みや腫れなどのリスクは製品ごとにかなり違うと言われているのですが、掲載する全てを試したことがないので相対的な評価はできません。またすべてを取り扱っているクリニックもなければすべてを試している人もまずいないと思います。

行きつけのクリニックがまだないなら

  1. デオキシコール酸の有無を気にするかどうか
  2. 原産国気にするかどうか
  3. 治療回数と予算との折り合い

の3点で絞り込んでクリニックの候補を見つけるとよいかと思います。

クリニックHPによく書いてある「他ブランドの○○よりさらに効果が出るようになった/痛くなくなった」のくだりは業者受け売り文句のことがあるのでお気を付けください。その証拠にどこのクリニックもほとんど同じ説明です。

ゆるピヨ

同じ部位でも製剤によって必要な量が違うよ!

パセリちゃん

1ccで治療できる部位はないよ!

スクロールできます
製剤名カイベラセルフェーズアディポトロフィン(新)輪郭注射輪郭注射アルフォコリンBNLSサゴニメルトカベリン(カベルライン)チンセラプラスファットXセルフォームプラスミケランジェロラインフィットアクアリクスネオベラ
製剤名KybellaCelluphaseAdipotrofinMLMLipotrofin(リポトロフィン)
Metabolites(メタボライツ) アンプルの混注
AlfocolinBNLS neo
Ultimate
SAGONI MELTKabellineCinceler+FatXcoreCelluform PlusMichelangeloLINE FitAqualyxNeobella
原産国アメリカイタリアスペインスペインスペイン韓国韓国韓国韓国韓国韓国イタリアイタリア韓国イタリア韓国
メーカー名KytheramesotechSIMILDIETSIMILDIETSIMILDIETDaewon PharmaceuticalGRAND M&CSkin Tech Pharma GroupNewFace LaboratoriesTNSPromoitaliaRenaissance srl Beauty Through ArtHANS PHARMAMarllor Biomedicalneogenesis
デオキシコール酸濃度1%0%0%0%0%0%0.18%0.18%0.50%0.80%1%1.5%2.4%0.50%
主な成分デオキシコール酸マンヌロン酸
メチルシラノール
アーティチョーク葉エキス
ハマメリス葉エキスなど
メディカルハーブ輪郭注射成分に引き締め成分を配合した製剤サポニン
αリノレン酸
ヒバマタ(海藻)由来成分
アデノシン三リン酸
ジナトリウムアデノシン二リン酸
グリセロホスホコリン(GPC)セイヨウトチノキ
カラクサケマン
イチョウ抽出成分
L-カルニチン
カフェイン
デオキシコール酸
有機ケイ素
チアミン
ピリドキシン
リボフラビン
パンテノール
デオキシコール酸デオキシコール酸デオキシコール酸デオキシコール酸
アルニカモンタナ
フォスファチジルコリン5%
デオキシコール酸2.4%
アミノ酸
αリポ酸
デオキシコール酸デオキシコール酸L-カルニチン
最短治療間隔1回/月1回/週1回/週1回/週1回/週1回/2週1回/月1回/週1回/月1回/月1回/月1回/週1回/月1回/5週1回/週
治療回数目安2~3回4~6回3~4回3~4回4~6回4~8回3~5回6~10回4~6回3~5回2~3回3~6回3~5回3~8回5~6回
1ccあたりの治療費例10,000円/cc10,000円/cc5,000円/cc5,000円/cc5,000円/cc10,000円/cc9,000円/cc12,000円/cc10,000円/cc5,000円/cc5,000円/cc2,000円/cc15,000円/cc2,000円/cc

施術回数

1回では満足できないこと思います。
どの注射も2回~5回程度の治療で満足できると思います。

脂肪溶解注射のデメリット

  • 注射後2~3日は、あざ、腫れ、軽い痛み、発熱などが生じることがあります。
  • 脂肪細胞が分解されると食欲が増すため、食事管理が必要です
  • 脂肪細胞は減りますが、脂肪は太ります。
  • 他の肥満治療と同様に、食事療法と運動療法を組み合わせて行う必要があります。
  • より良い効果を得ることができます。

脂肪溶解注射のまとめ

脂肪溶解注射は、使用する成分そのものは体内に存在する成分で安全性は比較的担保されており、従来の脂肪吸引と比較するとリスクははるかに少ない治療です。

特に食事療法や運動療法では解決できない部位の部分痩せにおすすめです。

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