老化の影響が顔に定着し始めると、たるんだ肌が目立つようになるのはかなり一般的です。たるんだ肌の影響を元に戻す唯一の方法は、肌を引き締めてより若々しい位置に戻すこと以外に考えられません。。

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ハラスメント!



オチはないんじゃ
人気のたるみ治療は大きく2つ!
なかでも最近特に人気のたるみ改善法といえばハイフと糸リフト。
どちらも一言でいうと



軽度~中程度のたるんだ皮膚を引き締めたり持ち上げたりする治療です
得られる効果としては同じ方向ですが、非侵襲で受けられる気軽さや、ごく軽度なたるみ顔のメンテナンス・小顔効果としてもニーズのあるハイフの方が20代から受けられるので人気が高い印象です。
また、たるみ治療の選択肢として同列扱いで検討してしまいがちですが、実際のところ適応は微妙に違うのでアラフォー世代以降は要注意。
もしもダウンタイムが気になるだけなら、糸リフトもダウンタイムはほとんどない施術(翌日には分からなくなる人も)なので、まずはクリニックで相談してみるとベストな提案がもらえると思いますよ!
医療ハイフってなにがすごいの?



鈍感なヒトでも実感するよ!
- 非侵襲だから血が出ない。
- 無麻酔で耐えられる痛み。脱毛の方が痛いし臭い。
- 1回の施術で半年ぐらい効果がある。
- 10分と言わないまでも気が付いたら終わってる。
- 施術当日に肌にハリを感じる。なんなら硬い。(言い過ぎ)
深部組織面を外科的な処置をせずに治療できるハイフが登場するまでは、
- タイトニング効果のある赤外線や高周波治療
- 糸リフト
- 本格的なフェイスリフト
しか選べなかったことを考えると、医療技術の進歩には目を見張るものがありますね!
ハイフのデメリット
あまりいいことだけを書くのも良くないのでハイフのデメリットを考えてみました。
まず、他の光治療やレーザー類と同じく施術後に皮膚が赤くなったり腫れたりすることがあります(特に治療後の最初の数日間)。
「痛くない」はウソです。痛いです。ぜったい痛い。
かといって使える麻酔もほとんど無意味です。とはいえ耐えられます。
そして施術者のスキルで効果に結構差が出る施術です。




糸リフトって何がすごいの?



すごいだろ!
- 物理的に引きあがる安心感(引き上げない入れるだけの糸もある)
- 眉唾だけど美肌成分入りとかある。
- 無麻酔でもギリ耐えられる痛み。(言い過ぎ)
- 運が良ければ腫れないし内出血もしない。
- 10分と言わないまでも気が付いたら終わってる。(担当医による)
- マスクしてるしまずバレない。
糸リフトは術式も適応も種類が多く、顔の中に糸を入れる施術の総称にすぎませんが、大まかにはフェイスリフトよりもダウンタイムが少なく、ハイフよりも引き上げ力に優れ実感しやすいところです。
ハイフより歴史があるといっても、2000年代に登場した技術なので5年も変わりません。
フェイスリフトなら全身麻酔になってしまうことを考えると身体への負担が少なく済むリフトアップ治療法です。
糸リフトのデメリット
糸の主原料や配合成分、形状、そして肌に挿入するだけの糸、引き上げるための糸、など多くのバリエーションが存在するので行きつけのクリニックがないと選択肢が多すぎてハイフよりも選ぶのに苦労するかもしれません。



糸リフトはダウンタイムを想定する必要もデメリットです



運が良ければほぼノーダウンタイム
たるみやすい部位ランキング



おさらい!



正しい対処法は先生に聞いてくださいね!
額


額がたるんでくると、まぶたが重く感じたり、目が開きにくくなったりします。ハイフで額をリフトアップすると、目力アップにつながります。シワになってしまっていればボツリヌストキシン注射でシワをとるのもいいかもしれません。


目元


目元がたるんでくると、二重の幅が狭くなったり、目が開きにくくなったりします。保湿を心がけ、スキンケアやメイクの時にこすりすぎないように注意。下がってきた目尻にはジェネシスやハイフ1.5mm~2mmがいいかもしれません。
頬


頬は、脂肪や表情筋が多い部位です。ハイフや糸リフトなどのリフトアップ治療で頬の位置を高くキープできると、若い印象を保てます。
ほうれい線


小鼻の横から口角にかけてしわが入ってしまったら、スキンケアでの改善は難しくなります。ヒアルロン酸などの注入治療でしわの凹を埋めて目立たなくするか、照射系の治療でタイトニングすることで頬のフェイスラインが引きあがってほうれい線も目立ちにくくなります。
フェイスライン


たるみ治療法の比較表
一般的な見解だと思いますがツッコミどころはあるかもしれません。横長な表なので左右にスワイプしてください。
治療名 | 効果 | 特徴 | 適応部位 | ダウンタイム・副作用 | 治療費の目安 | 効果持続期間 | コラーゲンの再生 | 痛み |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
光治療 | フォトフェイシャルに代表される光治療は細胞を活性化させる働きがあるため、継続していくうちに肌がふっくらしてくるとも言われています。 | 顔全体 | ほとんどない | 1~3万円 | 約1ヶ月 | 〇 | ほとんどない | |
注入 | ほうれい線などのシワにヒアルロン酸などの注入治療を行うと、全体的な印象もよくなるため顔のたるみも目立たなくなります。 | 深いシワや輪郭 | 内出血の可能性 | 1部位5~10万円 | 3~6ヶ月 | × | 注入痛あり | |
高周波(リフト) | 真皮層を面で加熱することで中期的な引き締め効果が得られると言われています。サーマクールが有名。 | 額、まぶた、頬、フェイスライン、アゴ下、首 | ほとんどない | 10~15万円 | 6ヶ月~1年 | ◎ | 痛い | |
ハイフ(HIFU) | 表皮、真皮、筋膜の3層をターゲットにピンポイントで高温加熱しコラーゲン産生を促す治療。とくに筋膜の拘縮による引き締まり・引き上げ効果は糸リフトに匹敵するとも言われています。 | 額、目元、頬、フェイスライン、アゴ下、首 | ほとんどない | 7~20万円 | 6ヶ月~1年 | ◎ | 痛い | |
糸リフト(スレッドリフト) | 糸リフトの王道は真皮層や筋膜にトゲ付きの糸を引っかけて引っ張り上げるもの。最近のものは差し入れるだけでコラーゲン産生を体内で促し続けるリフトもあります。 | 主に頬、フェイスライン | 内出血、腫れの可能性 | 両頬で15~30万円 | 種類による。1年~5年 | 〇(◎といわれているものもある) | 痛い(局所麻酔は使う) | |
フェイスリフト | たるんだ皮膚をメスで切り取り、筋膜から引き上げる手術。万能かというとアゴや喉は効果が分かりにくいとも言われています。 | 主に頬、フェイスライン、首 | 数ヶ月の腫れや赤み | 60~120万円 | 10年程度 | × | 術中の痛みは感じない(全身麻酔) |



まずは適応を診断してもらってからどれにするか検討するのもいいと思います
フェイスリフト手術は万能なのか
老化は単に皮膚が垂れ下がる現象だけではありません。



じん帯の延び、脂肪の減少などから位置の変化やボリュームの変化が起き、さらに骨も萎縮して輪郭そのものが変化して起きる現象です。
目が窪んでくるのも、ゴツゴツした四角いオッサン顔になっていくのも、そういった変化の結果です。
フェイスリフトはその中でも下垂した皮膚を切り取り縫い縮める手段なので、それら軟部組織や骨に対しての有効な対策ではないのかと思います。
かといってハイフや糸の方が万能なのかというと、フェイスリフトほどの変化を見込まないのが一般的な解釈なのではないかと。
美容外科医と美容皮膚科医は専門が違うため、フェイスリフトに詳しい先生はハイフや糸リフトについての見解が美容皮膚科医とは違うこともありますが、内側からの生体反応を得るなら糸や医療機器での肌治療、注入治療も考えていかないと、アラフィフ以降のアンチエイジングは期待値に届かない結果が続いていくことになってしまいます。



本気でアンチエイジングをしたいの?



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だったらハイフに拘ったり糸に拘って調べるのは無意味!