ボトックス・ヒアルロン酸が効かない人が知るべき解決法

当ページのリンクにはAmazonアソシエイト等の広告が含まれています。
過剰に危険を煽るコラム

効果には個人差があると言われて納得して治療したけど全然効かない!

それ、もしかすると代謝が良すぎるのかもしれません。

そう言われると良い事かも、と思えるかもしれませんが、さらに深読みすると恐ろしい病気だと思ってしまうかもしれないかもしれません。

本記事にはメーカーおよび施設等の意向は含まれておりません。効果効能等の表現は個人見解であり、正確性を欠く可能性があることをご承知おきください。

この記事を読んでわかること
バナ皮仙人

どうして人より早く効果がなくなるのかわかるんじゃ

ボトックスやヒアルロン酸の効かない!

ダイエットをするにも、爆食いするにも日々の代謝アップは欠かせないですよね。

だから私たちの身の回りにある代謝スピードを高めるためのあらゆる情報のほとんどが「善」ではないでしょうか。

しかし、ことヒアルロン酸注入やボトックス注射に関しては、速い代謝は敵のように感じても仕方のないこと。高いお金を支払ったのに想像よりも早くに効果がなくなるなんて許せません。

不運な人の中には、注射・注入によって得られた効果がボトックスで3〜4か月、ヒアルロン酸でも5か月より短い期間であることに気付く人もいます。

こういった通常よりも早くに効果がなくなる場合、使用製品や医師の技術に問題がある可能性を切り捨てることはできませんが、あなたの代謝が異様に高い、という可能性もとりあげる必要があるのかもしれません。

代謝が良すぎる

ではなぜ自分は他の人よりも速くにボツリヌス菌とヒアルロン酸の代謝が速いのかと疑問に思うことでしょう。

しかし、誰一人として「なぜ代謝が良すぎるのか」の質問に答えられない疑問であることにも同時に気が付くことでしょう。

なぜなら注射・注入効果が長持ちする人もいるし、なにより注入部位や深さ、注入量に個人差があるため合理的に説明のつくエビデンスを持ち合わせている人が世の中にいる可能性が極めて低いからです。

よって、仮にあなたがその質問を診察時に取り出したとしても「ヒアルロン酸やボトックスの寿命は、食事の代謝スピードと関係するかもしれないし、しないかもしれない」と謎めいた回答しか引き出せないことも充分にあり得ます。

冷静に考えれば気づくことだと思いますが、失恋をすると食事が喉を通らなくなるように、精神的ストレス、睡眠不足、喫煙、肥満、過度のアルコール摂取、身体的不活動、紫外線など、体に負担のかかる物事はヒアルロン酸・ボトックスの施術効果に影響を与える可能性があると考えるのも合理的な解釈です。

効果を過大評価しすぎている

例えばあなたはヒアルロン酸注入の効果減衰スピードを過大評価している可能性はありませんか?

とくに初めて施術を終え2回目の施術までの期間は、注入効果の持続力に非現実的な期待を抱いてしまうことは珍しいことではありません。

それは、施術後の好印象で過去の記憶を変化させてしまい、本当の過去を覚えていないと起こり得ます。

そこまでいかなくとも、仮に同時進行的にダイエットをしていて、全体的な身体の脂肪が減少した場合の変化も、フィラーによる効果に影響を与える可能性があります。

効果は常に徐々に消えていくことを覚えておくことが重要です。

14日目のボトックスの結果は60日目の結果と同じではありません。ジュビダームボリューマXCのように2年間効果持続と謳われている製品でさえもメンテナンスが必要だと伝えられることもあります。

効かない効果を解決する方法

ボトックスやヒアルロン酸が実際にどれだけ早く代謝されているのか、その影響を可視化するために術前、術後の写真や動画を記録しましょう。

何が原因で影響が出ているのか、見えなくなっているかを知る手掛かりになります。

種類によっては効果が弱い

特定のフィラーが速く代謝してしまうと考えて製品比較したくなる気持ちもわかりますが、専門的な知識と経験がないと比較が難しいものです。

なぜなら口コミでは各人の体質や使用法に差があるからです。

より正確に個人で比較するには、ブランドの類似製品を直接比較するのではなく、成分や配合の違いに注目するしかありません。

粒子が大きく、架橋が多いほど、体内でのヒアルロン酸寿命が長くなります。

これは、注入されたフィラーを分解するのに天然のヒアルロニダーゼ(血液中のHAを分解する酵素)にかかる時間が長くなるからです。

しかし、繊細なパーツへの注入は難しいとも言われており、医師によってどの程度の製品を用いるか差があります。

また、日本の美容医療ではあまりなじみのないスカルプトラなどの非ヒアルロン酸ベースのフィラーは長持ちしますが、ニキビ跡や傷跡への充填治療が見られる程度です。

整形外科では欠損部位の充填などで使用する安全なものですので、どうしても、という場合には医師に相談してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、製品説明ではの効果持続期間はレスチレンsilkで約6ヶ月、ジュビダームウルトラXC,ウルトラプラスXCで12ヶ月、ボリューマ、ボリューマXCで最大24ヶ月続くと言われています。

詳細はカウンセリング時に聞いてみましょう。

ボトックス、ディスポートなどのボツリヌストキシン製剤については、一般的には効果持続に差がないか僅かと言われていますが正確なエビデンスは見聞きしたことがありません。

効果の実感が薄い可能性としては、溶解後の製剤の長期再凍結品を使用した場合かもしれません。

もしくはあなた自身の加齢に伴う変化で、前回の使用量では不足したのかもしれません。

代謝を遅らせる画期的な方法

代謝のあがる激しい運動を控えることを検討する人のも間違いではなさそうです。

ただ、運動がフィラーの溶解促進を示唆する証拠は見聞きしたことがありませんので、恐らく医師に相談しても無意味です。

なにより術前のカウンセリングで運動制限を求められることがないことからもわかるでしょう。

また、過去に一部で「亜鉛がボツリヌス毒素の効果を延長させる」と話題になったことがありますが、研究では30%の人にのみ有効だったと記されているにすぎず、積極的な推奨には至らなかったのだと考えられます。

Results: In seventy-seven patients, 92% of subjects supplemented with zinc 50 mg and phytase experienced an average increase in toxin effect duration of nearly 30%, and 84% of participants reported a subjective increase in toxin effect, whereas no significant increase in duration or effect was reported by patients following supplementation with lactulose placebo or 10 mg of zinc gluconate. The dramatic impact of the zinc/phytase supplementation on some patients’ lives clinically unmasked the study and prompted an early termination.

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22453589/

ただし、亜鉛には睡眠、免疫と代謝機能増進、創傷治癒などの作用があると言われていますので、ボツリヌス毒素の効果持続以外の目的も踏まえて服用相談することは価値があるかもしれません。

結論:できることはある

十分な睡眠をとる、日焼け止めを塗る、ストレスを減らすなどの健康的な選択で、ヒアルロン酸やボツリヌス製剤の効果を引き延ばせるかもしれませんが、目に見える効果は禁物です。

いま行っているトレーニングを辞めるなどのデメリットの大きな習慣を変える価値はまずないでしょう。

まずは前回の製品よりも持続期間の長い製品を試してみる、もしくはメンテナンス回数を増やすのが精神上もストレスなくお勧めかもしれません。

糸リフトやレーザー治療、美容外科手術といった代替法を検討するのも一案です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!