抑えておくと開院後に失敗しないで済むかもしれない、美容クリニック開業時のポイントをゆるく解説していきます。
第1話はこちら

第4回は「名付け親になる」の巻!



美容クリニックが大好きなわしが後悔しない開業方法を伝授するのじゃ
独立開業を目論んでいる美容クリニック勤務中の先生や一般人
クリニック名の名付け方
「もう名前は決めてる!」「後からゆっくり決める」という方もいるかもしれませんが、自分の希望通りの名前が付けられないこともあるあるです。
クリニック名には暗黙のルールがある
美容クリニックも医療機関の1つですから保健所の許可が下りないと診療開始することができません。
保健所に届け出をする開設申請書にはクリニックの名称を記載します。
その名称が「その土地の医療機関としてふさわしいか」の判断をするのは保健所です。
管理医師の苗字を入れたクリニック名称にする
まず、最もわかりやすく保健所で通りやすい「管理医師の苗字や名前をつける」という手があります。
ご自身が医者で、管理医師となり、自分の名前をクリニック名につける…これが1番スムーズです。
ただし、近所に似たような名前のクリニックがあると、ひらがなやカタカナフルネームなど少し表記を変えるように保健所から言われると思います。
管理医師を雇っている開業する場合、管理医師の名前をつけてしまうと面倒です。
将来何らかの事情で管理医師が変更になる際、大抵の場合名称変更をすることになります。
経営者と管理医師の関係が円滑に何年も続くことは珍しく、大抵の場合は何かの事情により数年でチェンジされます。
どんな名前なら開設許可が下りるのか
開業後も視野に入れて考えよう
クリニック名は開業後も視野にいれておく必要があります。
各所へ提出する書類やお客さんと交わす書類など、すべてにクリニックの名称を記載する必要があるので、
- 長すぎる名前
- 英語だけで読めない
- 検索しづらい名前
- 紛らわしい名前
は避けた方が良いです。読み間違いがおきる名前をつけてしまうと、後でぜったいに後悔することになります。
また、美容クリニックを探す際、お客さんがまずとる行動は「スマホで検索」です。
もしもSNSや検索広告も検討しているなら、差別化できる名前にしてください。名前が読みにくかったり印象が薄かったりすると、候補から外されます。
読みやすい・覚えやすい、もクリニック名称を決めるときの大切なポイントです。
はじめから ○○院 にしておく
将来多店舗化を狙っているなら初めから○○院と申請してしまうのもアリです。



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